2023/05/25掲載
当社の静岡工場のマグネシウム製造の設備に関してご紹介します。
マグネシウム製品の製造、加工のご相談はぜひ当社までお問合せください。
■機械加工工程(CNC工程/マシニングセンター)
当社静岡工場はマグネシウム製造の専用工場となっております。鋳造・機械加工・仕上げまで一貫して生産しております。今回は静岡工場の機械加工設備に関し、紹介いたします。※2023年5月時点
①CNC加工機 9台
精密加工を行うためのCNC加工機について静岡工場は9台保有しております。おもに一眼レフミラーレスカメラ部品や車載部品の精密加工を行っております。
尚、弊社は金型設計段階であらかじめ金型の抜き勾配を小さく設計するなど機械加工レスに取り組んでおり、高効率な生産によるコスト低減が行えるよう最適な工程設計・金型設計を行っております。
②彫刻機 6台
おもに一眼レフミラーレスカメラの外装カバー部品において必要なメーカーロゴ、商品ロゴの彫刻加工を施しております。彫刻工程を社内で行うことで、外注使用により発生するコストを低減させ、且つ生産リードタイムの短縮により、納期、コストの面で貢献しております。
③精密測定機器関連
製品の多様化、車業界におけるEVシフトによる製品の複雑化に対応する為、弊社では精密寸法測定ができる測定機器各種を保有しております。
三次元測定機、3Dスキャナー、平面度測定機などを保有しており、安定した製品加工を提供しております。また三次元測定器の他、画像測定器を使った測定も行っており、検査の簡素化による生産効率の向上、検査において誰でも正しく判断ができるような体制を整えております。
STGは2002年からマグネシウムに特化し、環境負荷低減に取り組みながら質の高い部品作りに取り組んでまいりました。ビジネスモデルにおいても二次下請けから脱却し、各拠点で一貫生産システムを構築しながらグローバル化を推進しております。
今後、世界的に電動車や自動運転技術の普及が見込まれる中、STGは戦略ドメインを「マグネシウム合金を中心とした電動車・自動運転関連軽量化ソリューション」と定めています。
電気自動車等の拡大の肝となるのが、車体の軽量化及び部品の超精密化であり、マグネシウム合金は軽さや精密化を支える素材として期待されている一方で、取り扱いが難しく高い技術力等が求められます。
当社は1985年よりマグネシウムビジネスに参入し、過去に2つの特許を取得するなどマグネシウムの取り扱いに強みを有しています。また幅広い商品への応用に長年取り組んできたため、加工やコスト低減のノウハウ・アイデアを有しており、競争優位性を実現しています。
更に、当社は日本、中国、タイ、マレーシアに工場を保有しており、グローバル化が進むメーカーの生産体制に対応できるよう各拠点での一貫生産システムの構築を推進しております。
マグネシウム製品の製造、加工のご相談はぜひ当社までお問合せください。
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