Q溶接は出来ますか?
マグネシウム合金同士の溶接は可能です。合金の種類によって溶接性は異なり、アルミニウムおよび亜鉛を添加したAZ系のAZ31, AZ61は溶接性が高い材質になります。 溶接方法としては、アーク溶接(Tig溶接/Mig溶接)、レーザー溶接、摩擦攪拌接合があります。最も一般的な溶接方法はTig溶接になります。電源には、クリーニング効果のある交流あるいは直流電極プラスが用いられますが、電極の消耗少なく、操作性が容易な、交流電源が多様されます。Mig溶接は、クリーニング作用のある直流ワイヤプラスが用いられますが、スパッタが発生し易く、溶着量が大きいなどの点から適用されないのが実情です。 マグネシウム合金の溶接には以下の注意が必要となります 。①母材の酸化被膜が厚く、クリーニング作用の発生領域が溶融強固部近傍のみです。②母材表面の酸化膜の影響でアークの陰極点が激しく移動する傾向があります。③ヒューム及びスパッタが多く、ベード周辺まで黒色のスマットが覆うので溶接部位が観察しにくいです。
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