2023/05/17掲載
STGのSDGsへの取り組みに関してご紹介します。
今回ご紹介させて頂くのはニューノーマルに対応した自社ブランド事業の立ち上げについてです。
自社ブランド事業「STG Design Labo」の立ち上げ
2020年5月から、誰もが簡単に感染リスク対策ができるようにと、接触防止携帯フック「ハンドフック」の企画・開発・製造・販売をスタートしました。
また自社の強みを活かしたマグネシウム合金製の抗菌マスクケース「スリムボックス」のテストマーケティングをSDGs貢献型のクラウドファンディングによって実施。支援金として1,355,800円を集め、商品化を実施しました。
その後、自社DtoCブランド事業「STG Design Labo」として本格的な商品化に取り組んでおります。
※DtoCは「Direct to Consumer」の略。 仲介業者などを挟まず、商品の企画から販売まで自社で一貫して行い、自社ECサイトでユーザーに直接販売するビジネスモデルです。ユーザーの声を商品開発やマーケティングに活かせるメリットがあります。
マグネシウム合金は他の金属と比べ、軽量で同等以上の強度があり、且つ再生可能な素材ですが、その加工の難しさからマグネシウム合金製の製品を目にする機会は少なく、主に自動車や家電、パソコンやカメラなどの精密機器などに使用されていることがほとんどでした。
「STG Design Labo」では、日々培ってきた金属加工のノウハウ・技術力を武器に、プラスチックに変わるサステナブルな素材としての利用に着目し、自社ブランドとして商品化に成功しました。
現在では、マグネシウム合金を中心に、ステンレス・銅・アルミなどの金属製品、また、その他のエコロジカルな素材までも視野に入れ、日々開発に励んでおります。
商品化にあたっては、様々な異業種、同業種とのパートナシップによって開発・製造のスピードアップを図り、個人様向け、企業様向けの商品を販売しております。
「STG Design Labo」について
STGはみなさまの大切なものを護り、軽さを追及することによって生活を快適にすることを使命としてきました!
ただ、作っているモノの多くは、皆様の生活の中であまり意識されません。カメラメーカーは知っていてもSTGという名前は知らないというのが大半だと思います。
なので、私たちのことを少しでも知っていただくために、また自社の製品でみなさまの生活に役立つためにコンシューマー様への事業展開を行っております。
詳細は以下をご確認ください。
STGは2002年からマグネシウムに特化し、環境負荷低減に取り組みながら質の高い部品作りに取り組んでまいりました。ビジネスモデルにおいても二次下請けから脱却し、各拠点で一貫生産システムを構築しながらグローバル化を推進しております。
今後、世界的に電動車や自動運転技術の普及が見込まれる中、STGは戦略ドメインを「マグネシウム合金を中心とした電動車・自動運転関連軽量化ソリューション」と定めています。
電気自動車等の拡大の肝となるのが、車体の軽量化及び部品の超精密化であり、マグネシウム合金は軽さや精密化を支える素材として期待されている一方で、取り扱いが難しく高い技術力等が求められます。
当社は1985年よりマグネシウムビジネスに参入し、過去に2つの特許を取得するなどマグネシウムの取り扱いに強みを有しています。また幅広い商品への応用に長年取り組んできたため、加工やコスト低減のノウハウ・アイデアを有しており、競争優位性を実現しています。
更に、当社は日本、中国、タイ、マレーシアに工場を保有しており、グローバル化が進むメーカーの生産体制に対応できるよう各拠点での一貫生産システムの構築を推進しております。
マグネシウム製品の製造、加工のご相談はぜひ当社までお問合せください。
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