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技術コラム

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マグネシウムダイカストの表面処理方法とは?

マグネシウムダイカストとは?

マグネシウム合金は実用金属の中で最も密度が小さく軽量、比強度が大きい、高い減衰能と制振性、衝突時の耐くぼみ性が高い点が挙げられます。ダイカスト方式としてアルミダイカスト、亜鉛ダイカスト、マグネシウムダイカストと順に生産量が高いですが、マグネシウムダイカストの特徴としては軽量化が挙げられます。マグネシウムの比重はアルミニウムの2/3、鉄の1/4であり、構造用実用材料のなかで最も軽い金属であり、、比強度や比剛性が高いことからデジタルカメラやスマートフォン、ノートパソコンなどの携帯電子機器の部品に多く使用されています。さらに医療関連用品、自動車産業及び航空機産業などの部品にも多く使用されています。さらに実用金属中最大の振動吸収性が良い点からアルミダイカストの場合にかかる補強部品の点数が、マグネシウムに変更することで削減することが出来、これにより大幅な軽量化とコストダウンを実現することが可能です。

グネシウムダイカストの表面処理とは?

マグネシウムは実用金属の中で電気化学的に最も卑で、化学的に非常に活性な金属かつ不純物の混入によって著しく耐食性が劣化する金属です。中性領域でも容易に腐食する金属は、表面処理により別の安定な皮膜を全面に覆うことで素材自体の特性を変えずに見かけ上の耐食性を向上させることが可能です。また家電用の筐体では、外面に意匠性を要求されることから塗装され、内面は化成処理を行うことが多いです。

化成処理

化成処理とは、金属を酸やアルカリ性水溶液水溶液に浸漬することで化学反応を起こし、表面に耐食性や塗料の密着性を上げるために皮膜を形成させる処理方法です。この皮膜を形成することにより、金属材料と塗料の化学反応を抑制し、良好な密着性を得ることが可能となります。特にマグネシウムにおいては変色腐食、糸状腐食、孔食に対する防食の役割を担っています。主にクロムを使っての処理により耐食性を高める効果がございますが、近年施行されているROHs指令により6価クロムの使用が制限されているために、クロムを使わないノンクロム処理で塗料との密着性を高める技術開発が行われています。

②塗装

塗装は外観の美観性を求めながらもマグネシウムを錆から守るという理由から塗装処理が行われています。また機能性塗料を用いることで材料の表面に付加価値を付けることができます。例えば、導電性を高める、電磁波を防ぐ、放熱性を高める、耐熱性・耐候性を高める、潤滑性を高める、ウイルスの発生を抑えるといったように、使用用途に様々な機能を付加することが可能となります。特に塗装を外観の美観性として求められる場合には、湯じわ、膨れ等の素材不具合を修正するため、鋳造後にサンドペーパー研磨、バフ研磨、パテ処理が必要となります。

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STGでは、マグネシウム合金の生産にあたって、その一番の特徴である「軽さ」を生かすと同時に、QCDすべてにおいてお客さまの要望に近づける為のノウハウを培ってきました。こうしたノウハウを生かしお客さまの要望に対して量産を実現したマグネシウム製品群は以下のような範囲に及んでいます。

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