製造本部 静岡工場
- 住所
- 〒410-3216 静岡県伊豆市上船原1400-1
- TEL
- 0558-87-1626
- FAX
- 0558-87-1627
拠点紹介
静岡工場ではマグネシウムダイカストの鋳造・加工・仕上げまで一貫して生産しています。金属加工の旧「三輝ブラスト」とマグネシウム成形メーカーの旧「TOSEI」の統合により生まれた当工場では互いの技術・ノウハウを結集して、製品企画から量産に至るまで多様なニーズに対応しております。最適な工程設計・金型設計・生産・品質管理で、お客様のご要望に100%応えられる企業を目指して、日々努力して参ります。
製造本部 静岡工場
工場長 鈴木 章浩
製造工程
1設計・金型製作
金型技術者が、顧客より提供された3Dデータをもとに、金型の設計をおこないます。金型上の部品レイアウトは当然のことながら、ゲートやオーバーフローの配置、製品を押し出すための押し出しピンの位置を細かく製図していきます。ダイカスト設備に合った金型図面を設計することで、良品率の高い部品が世に生まれます。
2鋳造
緻密に設計された金型に、溶かしたマグネシウム合金を高速・高圧で鋳込むことで製品を鋳造します。ロットの大きな部品は、部品の取り出しまでを自動で行い、後工程の負担を取るために、鋳造現場にて外観検査した良品を、ロボットによるバリ取りやトリミングをして、より部品に使い状態で、後工程に送り出します。
3機械加工
マシニングセンターによるゲート切削や穴あけ/タップといった加工を行っています。インデックスといわれる治具を回転する装置を多用しており、部品を1回セットするだけで、多方向からの加工ができます。彫刻機による彫刻が可能です。複雑な文字を部品に彫ることが可能です。
4仕上げ
ブラスト処理が可能な部品は、パーティングバリをショットブラストで取り除きます。ブラストは、マグネシウムの素地を傷めないメディアを使用します。また、マグネシウムは外観部品に多く使用されています。単にバリを取るだけでなく、部品の形状に合わせて外観を仕上げる作業もしています。目の細かいペーパーにより丁寧に仕上げていきます。
5測定
測定器により加工された加工位置やゲージを使って加工の寸法を測定します。段取り直後の製品の測定や定期的な測定を実施することにより、安定した製品加工を提供します。三次元測定器の他に、画像測定器を使った測定を多用しています。検査が簡素化し、効率があがり、誰でも正しい寸法の判断が可能で、より早く測定結果を導き出すことが可能です。
6検査
部品単体の完成品の検査を行います。マグネシウムは外観部品としての要求品質が高いため、検査の熟練度を要します。検査に応じた教育を実施し、お客様に喜ばれる品質の部品を納品しています。
設備紹介
設備名称 | 仕様 | メーカー | 台数 |
---|---|---|---|
ダイキャストマシン | 600tホットチャンバー | IDRA | 2台 |
350tホットチャンバー | UBE | 2台 | |
300tホットチャンバー | IDRA | 2台 | |
トリミングプレス | 20t油圧プレス | 自社製 | 6台 |
ショットブラスト | タンブラー式 | 坂井商事 | 2台 |
ハンガー式 | Sanpo | 1台 | |
三次元測定器 | SVA600A | 東京精密 | 1台 |
3Dスキャナ型 三次元測定機 |
VL-350 | KEYENCE | 1台 |
高さ・平面度測定機 | HM-1000 | KEYENCE | 2台 |
CNC加工機 | α-T14iA | FANUC | 3台 |
α-T14iD | FANUC | 1台 | |
α-T14iEle | FANUC | 2台 | |
α-T14iFL | FANUC | 1台 | |
彫刻機 | RY-30M | RUIYI CNC | 6台 |